G385シリーズ累計受注量4万トン突破

株式会社セイケイ(以下、セイケイ)がJFEスチール(以下、JFEスチール)と共同で開発しました550N/mm2級建築構造用冷間プレス成形角形鋼管PコラムG385シリーズの受注量は、2004年の商品化から累計で4万トンを突破しました。

PコラムG385はJFEスチールの先端技術であるオンライン加速冷却装置Super-OLACを活用して製造された厚板HBL385を素材としています。JFEスチールの最先端加速冷却技術と微量合金元素設計技術により、550N級の高強度と同時に炭素当量(Ceq)、溶接割れ感受性組成(PCM)を490N級(BCP325)と同等に抑えることで優れた溶接性を達成しています。高強度と溶接性を両立させた使い易い鋼材です。
PコラムG385シリーズは2004年に大臣認定を取得、販売を開始しましたG385をベース規格としています。その後、NBFW法と組み合わせることで設計上の付加事項を考慮しないG385T、通常溶接法を適用可能なG385TFの大臣認定を取得し商品化しています。広くお客様のご要望に応える品揃えを有しています。

G385はJFEスチールの厚鋼板“HBL385”(2002年2月大臣認定取得)、円形鋼管“P-385”(2003年8月大臣認定取得)に続く建築業界では初めて基準強度385N/mm2を提案した建築商品の一です。
G385シリーズは販売開始以来多くの物件に採用頂いてきました。2018年に開業した新虎通りCOREに採用されるなど、高強度と良好な溶接性の特長を活かして超高層案件へも多く採用されています。

セイケイでは汎用のBCP325に加えG385シリーズのような高付加価値商品も取り揃えています。これからもお客様の信頼に応え、社会に安全と安心を届けることを目指していきます。

■PコラムG385導入実績例(新虎通りCORE)

「新虎通りCORE案件概要」
所在地    東京都港区新橋4丁目1番1号
敷地面積   1,524m²
延床面積   17,433m²
用途     事務所、店舗、駐車場
階数     地上15階・地下1階・塔屋1階
着工     2016年7月
竣工     2018年9月
構造     S造(一部SRC造)
建築主     森ビル(株)、大林新星和不動産(株)
施工・設計  (株)大林組

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